軽井沢衛生企業は水質問題の改善に取り組んでおります。
当社では各企業様向けの水質改善に向けた提案、改善工事、維持管理やアドバイス等を一貫して担当し、企業様の環境問題解決に貢献いたします。
水質問題の解決へ向けてサポート
水質改善業務
処理の安定と維持管理が容易なシステム装置
安定処理能力
空気ベアリング採用。節電・省エネの効率ブロワ
高効率
負荷低減試験中
準備中
水質改善業務
『バチルス菌』を利用した企業様向けの水質改善を行っております。
当社独自の研究・開発によって『バチルス菌』の特性である汚水の浄化能力を一層高め、食品工場廃水などの有機系排水処理に効果を発揮します。
バチルス菌とは
『バチルス菌』とは自然界のいたるところに生息し、食品としてなじみのある納豆菌にも存在している微生物です。
当社では、【バチルス菌を活用したし尿処理】で知られる長野県 伊那中央衛生センターで培った技術を基に研究と開発を進めました。研究によってバチルス菌の持つ浄化作用を一層高めると同時に水処理微生物の活性菌体数を高め、胞子化のために必要なミネラルの開発により、食品工場廃水などの有機系排水処理に対応が可能です。そのほかにもコンポスト化、生ごみ処理機、土壌改良などの環境改善にも利用できます。
バチルス菌を優先させた処理
食品工場廃水処理施設でバチルス菌を優先化させた処理状況
沈殿槽 改善前
改善前は放流水質基準を超える時があり悪臭を放っていた。
沈殿槽 改善後
放流水質基準を安定した状態で満たし処理水の透明度が向上。
活性汚泥が改善されて固液分離性が増して透明度が向上。水質基準を満たした処理水で安定している。
活性汚泥沈殿率 改善前
悪臭が発生していて上澄水が濁っている。
活性汚泥沈殿率 改善後
活性汚泥の沈降性が良くなり上澄水の透明度が向上。安定的に水質基準を満たし臭気が改善された。
改善前と改善工事後の状況比較(食品工場廃水処理施設)
ばっ気槽活性汚泥 改善前
嫌気状態で色が黒色化して硫化水素が発生。未分解物質が大量にあるため、ばっ気槽表面の40~60%に臭気を放つ粘性の高い泡が蓋っていた。
ばっ気槽活性汚泥 改善後
活性汚泥の改質が進み、明褐色で発砲も少ない。汚泥の状況は、MLSS=8000㎎/L、SV=60%、消泡剤・凝集剤は投入していない。
沈殿槽 改善前
放流基準値を超える状況の時があり、悪臭を放っていた。
沈殿槽 改善後
活性汚泥の改質が進み、活性汚泥の沈降分離性が増したことで処理水の透明度が上がり、河川放流基準を安定して満たしている。
ポンプ設備機器の修繕
ポンプの修繕
着脱装置の据付
配管設備・チャッキ弁の修繕
設備機器のオーバーホール
ブロワ オーバーホール
ブロワ オーバーホール
スパロータ オーバーホール
モーノポンプ オーバーホール
処理施設・処理設備機器の設計と施工
処理施設 施工
処理槽 躯体施工
処理設備機器 新設工事
処理設備機器 取替工事
電気回路調査・修繕工事
電気回路調査
電気制御機器の修繕
処理施設の計画・設計・施工・機能立上げ
施設 設計製図
施設 施工・機器据付
施設 躯体工事
制御プログラム設計
制御プログラミング
タッチパネル画面
左側 流入汚水
右側 浄化後の処理水
施設の補修・改修工事
接触ばっ気槽の接触材改修
沈殿槽の改修
ばっ気槽内 エア配管の改修
沈殿槽の汚泥掻寄せ装置の改修
処理槽壁面 ガラスクロス補修工事
制御盤の設計・製作・改造・インバータ化の工事
制御盤改造
インバータ設置
膜処理設備の据付・メンテナンス
液中膜の据付
液中膜のメンテナンス
中空糸膜のメンテナンス
中空糸膜の据付
廃水施設の維持管理と技術アドバイス
維持管理を担当している施設
技術アドバイスを担当している施設
バチルス菌優先化処理と菌資剤の販売
バチルス菌を優先化させた処理で悪臭の抑制、処理水質の向上、汚泥発生量の減少、運転経費の削減が可能です。
沈殿槽 改善後
活性汚泥沈殿率 改善後
バチルス菌活性化自動投入装置
バチルス菌資剤 バチルエナジー
処理微生物の能力試験と顕微鏡検査
汚水処理細菌やコンポスト細菌の分解能力試験を行い、処理微生物を位相差顕微鏡で観察することにより、施設運転管理のアドバイスをいたします。
活性汚泥を培養した分解能力試験
処理微生物の顕微鏡検査①
処理微生物の顕微鏡検査②
加圧浮上処理設備の設計・製作・施工・メンテナンス
円筒型加圧浮上装置
加圧浮上処理水と浮上フロス
躯体型加圧浮上施設
流入原水と加圧浮上処理水の比較
汚泥脱水設備の販売・据付・メンテナンス
ろ圧式汚泥脱水機
多重板型スクリュープレス脱水機
汚泥脱水機 オーバーホール
多重円盤脱水機
廃水処理用薬剤の選定と販売
水処理用の高分子凝集剤、ポリテツ、消泡剤、栄養剤等の選定と販売を行っています。
廃水処理凝集剤
廃水凝集試験
バチルス菌活性化投入装置
胞子化された液体のバチルス菌を活性化させて処理槽に毎日自動投入する装置です。
バチルス菌の胞子は活性化されているため、処理槽に入れるとすぐに発芽して処理を始めます。廃水処理は処理槽の管理が難しいため、バチルス菌を毎日自動投入することで安定した処理が可能です。結果、維持管理も容易になります。
バチルエナジーと併せてご使用ください
バチルス菌活性化投入装置
液体バチルス菌資剤 バチルエナジー
クラフトビール工場に設置した例
ハム・ソーセージ工場に設置した例
高効率ターボブロワ
高効率ターボブロワは空気を活かす空気ベアリング採用の省エネ高効率ブロワです。空気ベアリングは機械的ロスが無く、低振動、低騒音、オイルフリーです。
高効率ターボブロワ 設置例
高効率ターボブロワ
高効率散気装置 ”空海”
未来型散気菅 ”空海”
未来型散気菅 ”空海” は高効率型散気装置です。従来の散気方式とは違い新発想による五角形型衝突式エアレーターです。
”空海” KA-L型
”空海” KA-L型
”空海” の原理
”空海” は液中の有機物・活性汚泥を激しく揺さぶり、クラッシュさせた空気(酸素)を擦り込む新発想の散気装置です。従来型微細気泡式では装置吐出口上面は気泡流により攪拌できますが、この面より下側に気泡流が届き難いため、汚泥が蓄積してしまいます。
衝突式エアレーター”空海”はエアーリフト効果により循環流を発生させます。
- エア吹出口より水深圧と同圧のエアを供給。
- エアに引きずられて、エア量の1.3倍の水(活性汚泥)がエアレーター内部へと引き込まれる。
- エアと水(活性汚泥)は強力な上昇流いなる。
- エアレーター内部にある凹凸および構造形体によりエアと水(活性汚泥)を渦巻状に混合する。
- 混合されたエアと水(活性汚泥)は水面へと強力にうち上げられる。
- うち上げられた混合水は循環作用・旋回流を発生させ槽底部へ導かれる。
- 槽底部を洗い流した微細気泡水は、再びエアレーター内部へ引き込まれる。
- これを繰り返します。
”空海” 気液混合部
性能試験中の ”空海”
協力 産業技術総合研究所
”空海” の特徴
- 目詰まりが無い
-
- 1㎜以下の細孔・スリットに対し、Φ30㎜相当の大口径で長期間安定した能力が継続
- 槽内での溶存酸素のバラつきが少なく酸素溶解効率が高い
-
- 微細気泡方式ではエアーリフト効果や攪拌面積が小さく旋回流が弱いため、ばっ気槽上層部での溶存酸素量は多いが、槽底部ではほとんど溶存酸素量は上昇しない。
- 混合筒内でのエアーリフト効果が大きく槽底部より吸い込んだ汚泥と空気を衝突・渦巻き混合し、上昇流により拡散することで強力な旋回流が発生。ばっ気槽全体の溶存酸素量が上昇する。
- 底部にヘドロ(堆積汚泥)が溜まりにくい
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- エアレーターそのものがエアリフトポンプとなり、槽内の汚泥滞留および底部汚泥の堆積がしにくくなる。
- 動力費用を抑える
-
- 吹き出し口径が大きくなるほど圧力損失が少なくなり、ブロワに掛かる負担が少なくなるため電気代等の経費が抑えられます。
実証展示の様子
2007年 下水道展より
ビーズ(模擬汚泥)が集まって渦巻き流になり、内部へと引き込まれて行く(240ℓ/min)。
微細気泡発生の状況と分布の様子
混合筒内を通過する様子(断面画像)
五角形筒内で衝突・混合攪拌された微細気泡は槽内に長時間滞留し、高効率で酸素の溶解効率を高める。
”空海” 設置
”空海” 設置例
”空海” 設置例
”空海” 設置後に改善されたばっ気槽活性汚泥の状況
”空海” 設置後のばっ気状況
設置した”空海” 型式 KA-L
ばっ気槽の水深 4.9m
活性汚泥濃度 MLSS=6000mg/L
供給空気量 風量=0.6㎥/min
バチルス菌資剤
液体バチルス菌資剤 バチルエナジー
内容量:ユニオンコンテナ、またはポリタンク20リットル入り
使用方法
- バチルス菌胞子の状態で1012個/ml以上含まれています。
- 処理槽のバチルス菌の濃度を上げ分解能力の向上を短時間で行う場合、または安定した処理を行い管理を簡素化するために毎日規定量を入れる場合、処理槽のバチルス菌が106個/ml以上になるように投入量を調整してください。
- 施設の立上げの場合はブルーエナジー、ブルーミネラルと併用すると効果的です。
バチルス菌資剤 ブルーエナジー
バチルス菌は一般的には水温の高いところ(し尿処理、畜産などBOD〔生物化学的酸素要求量〕の高いところ)を得意としています。冬場の水温が15度以下になると活動が鈍り水質浄化が遅れるのが一般的な現象ですが、その欠点を解決して低温から高温まで働き、さらに有機物の分解能力が高いバチルス菌を配合しています。
品番 | 使用方法 | 内容量 |
---|---|---|
BE-A | 水処理全般用 | 1箱(10㎏入り×2袋)または1袋(10kg入り) |
BE-B | コンポスト・生ごみ処理用 | 1箱(10㎏入り×2袋)または1袋(10kg入り) |
使用方法
- 水処理のシーディングに使用する場合、槽の容量1㎥に対して1㎏が目安です。定期的に投入する場合は、廃水流入量100㎥に対して2~5㎏程度ですが、状況に応じて加減してください。
- コンポスト化に使用する場合、1tに対して1㎏が目安ですが、戻し堆肥をした場合、10tに対し1㎏程度が目安になります。
バチルス菌資剤 ブルーミネラル
ブルーミネラルはバチルス菌の高濃度の増殖、高濃度の胞子化に必要なケイ酸、カルシウムなど菌の胞子を構成するミネラルが主成分です。
品番 | 使用方法 | 内容量 |
---|---|---|
BM-A | 水処理全般用(ミネラル単独) | 1箱(10㎏入り×2袋)または1袋(10kg入り) |
BM-B | ミネラルにバチルス菌を配合 | 1箱(10㎏入り×2袋)または1袋(10kg入り) |
- BOD量(生物化学的酸素要求量)100㎏に対してブルーミネラル1㎏/日が目安ですが、状況に応じて投入量を加減してください。
バチルス菌活性化投入装置
胞子化された液体のバチルス菌を活性化させて処理槽に毎日自動で投入する装置です。
バチルス菌の胞子はこの装置で活性化され、処理槽に添加されるとすぐに発芽して処理を始めることができます。廃水処理は処理槽の管理が難しいため、バチルス菌を毎日自動投入することにより、安定した処理が可能になり維持管理が容易になります。
バチルエナジーと併せてご使用ください。